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            それは、冷たい風が吹きつける、2月半ばの夜のことでした。 
            仕事から戻ったおめんさんとお茶のこは、玄関付近に、薄汚い段ボール箱が放置されているのを発見いたしました。 
              
            「こんなとこに、なんでダンボールが…?」 と思い中を開けると… 
              
            なんと!! 
            子猫ちゃんたちが、中でグッタリとしているではありませんか!! 
              
            「うっわーーーーーっ!? これって、捨て猫やん!?」 
              
            こんなカワイイ子猫ちゃんを、一体誰が、ウチの家の前に捨てたのか!? 
            ウチには 「元・捨て犬」 がいるから、子猫を飼うのは不可能なのに…!! 
              
            ワタクシ達はキンキンに冷えたダンボールを抱え、家の中に飛び込むと、温かいミルクを小皿に入れて、ダンボールの中に入れました。 
              
            ところが、です。 
            子猫ちゃんたちはミルクを飲むどころか、目すら開けてくれません。 
              
            「このままじゃ、死んじゃうナリ〜!!」 
            お茶のこは、猫好きの友人に電話をかけ、助けを請いました。 | 
          
          
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            すると友人のHちゃんは、お茶のこに 
              
            「子猫ちゃんに歯は生えてる? 『ない』? じゃあ、ひとりでミルクは飲めないし、スポイトか猫用哺乳瓶でやらないとアカンねん。 
            牛乳はどうしてる? 『そのまま温めてる』? それだと、濃すぎて下痢するで。お湯で割ってあげなアカンねん。」 
              
            …と、ERさながらに指示を出してくれました。さすが無類の猫好きでございます!! | 
          
          
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            お茶のこは、早速牛乳をお湯で薄めると、「猫用の哺乳瓶もスポイトもないし、これで代用しよう」と、ストローをくわえて、ミルクを少し吸い上げようとしました。 
              
            すると、次の瞬間…!! | 
          
          
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            | 吸い上げすぎて、大嫌いな牛乳を飲んでしまったナリよぉ〜!!!!!!(涙) | 
          
          
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