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休日の昼下がりのことでございます。 
お昼ごはんを作ろうと冷蔵庫を開けると、中はカラッポ。あるのは牛乳・玉子・バターぐらいでございました。 
  
「う〜む。これで『昼ごはん』の代わりになるモノは、作れないだろうか…」 
頭をひねったお茶のこ。と、ピーンと閃きました!! 
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| そうや!! ホットケーキを作ろう!! | 
  
熱したホットプレートに、生地を丸〜く置いていき、表面がプツプツしてきたら、ヘラでクルンと裏返し。 
これが、面白いのなんのって!! んもう、途中でやめられなくなっちゃって、なんと6段がさねのホットケーキを作ってしまいました。 
  
しかも。  
シロップを 「バーモンドカレーのCM か!?」 ちゅーくらい かけまくり〜!! 
ナイフで切る時なんか、6段イッキ斬り〜!! 
子供の時に憧れていたけど、なぜか今まで実行しなかった 「ホットケーキをつみ重ね、シロップをたっぷりかけて食べる夢」 、今まさに叶ったり!! 
お茶のこは、「くう〜っ、幸せ〜!!」 と、天にも昇る気持ちでございました。 
  
んが、しかし…!! 
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そのあと、んもう、ノドが乾くのなんのって…!! 
  
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飲んでも飲んでも、すぐに乾くノド。体の細胞全てが、「ううう〜、み、水〜っ」 と唸りまくり、まるで砂漠をさまよっているかのようではありませぬか。 
  
「そーいえば、『マクドナルドのポテトを、心ゆくまで食べる夢』を叶えた時は、今まで体験した事のない、どえらい胸やけに襲われたなぁ…」 
  
「『大好きなチョコを、思う存分食べる夢』を叶えた時は、血管が切れてしまうかと思ったなぁ…」 
  
「『ボウルで特大プリンを作って食べる夢』の時は、プリンが大きすぎて、横にぶよ〜んと広がったよなぁ…。しかも、途中で食べ飽きたし…」 
  
己が作り出した砂漠を徘徊するお茶のこ。目の前には、 | 
  
過去に叶えた夢の顛末が、蜃気楼のように浮かんでは消えていきました…。 | 
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