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ある日の夜のこと。用事があったので、ちょいと実家に電話すると、なんと… 
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「この電話は、お客様のご都合により、おつなぎする事が出来ません」 
とのアナウンスが…!! 
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「ええ〜!? なんで〜!??????????」 
お茶のこは、何度も電話を掛けなおしました。が、しかし。受話器から聞こえるのは、同じアナウンスのみ。 
 
「ま、まさか…」  チャ・チャ・チャ〜♪ 
突如、お茶のこの頭の中に流れる『火曜サスペンスのテーマ曲』!! 
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「『倒れる老夫婦の横で、空しく鳴り響く電話』…。そんなの、嫌ぁ〜〜〜〜っ!!!!!!!!」 
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おのれの妄想にビビったお茶のこ。「どうしよう…」 と悩んでいると、ピカーン!! (← ひらめいた音) 
  
「そやっ、弟のケータイに電話してみよう!!」 
  
が、しかし。こんな時に限ってあいにくの留守電。仕方がないので、お茶のこは 
「実家に電話したら、『おつなぎ出来ません』とのアナウンスが流れるんやけど、一体、みんなは無事なのか!? 連絡くれ!!」 
とのメッセージを入れておきました。 
  
が、しかし。 
待てど暮らせど、弟からの連絡、ナッシング!! 
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| 「『倒れる老夫婦 & ウマ面の青年の横で、空しく鳴り響く電話』…。ますます嫌ぁ〜〜〜〜!!!!!!!!」 | 
  
結局、誰からも連絡が来ないまま、一日が過ぎていきました…。 
  
次の日。お茶のこは用事をマッハで済ませ、チャリンコを飛ばして実家へゴー!! 
  
「おーい、かーち〜ん!! 生きてるかぁ〜!?」 
お茶のこは、実家のボロいドアを叩きまくりした。すると…。 
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「なんや。誰かと思ったら、アンタかいな〜」 
と、気のぬけた台詞を吐きながら、これまた気の抜けた顔をして、かーちんが出てきたのです!! | 
  
  
「あ〜ん、よかったよぅ〜!! 昨日から電話が全然つながらないし、ムチャクチャ心配したんやで〜」 
  
お茶のこは今までの事を、涙ながら かーちんに訴えました。すると… 
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だから、さっきから「電話がつながらん」って、さんざん言っとるやんけ…。 | 
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