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ある日の事。 
出先からお義母さんが「ヒロヤくん(親戚の子)の電話番号を教えて」と、電話をかけてきました。 
が、アナログ野郎のお茶のこと、ケータイを単に「電波の範囲が広いトランシーバー」としてしか使っていないお義父さん。この二人に「登録した電話番号を調べる」なんてミッション、頼む方が悪い…いや、無謀としか言いようがありませぬ。 | 
| と、その時。ピピーンとステキなひらめきが!! | 
| そや、電話をかける時、電話番号が出てくるやん!! | 
| 「よっしゃ、死ぬ気で暗記するぞ」と、二人でケータイの画面にかじりつき、短縮登録されたコーナーを探し当て、電話をかけてみました。すると… | 
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| やったーっ!! 名前の下に、番号が出てきた〜!! | 
| が、しかし。喜んだのも、ほんの束の間… | 
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| うそーっ!! もう、番号がきえたやん〜!! | 
「よし、もう一度電話をかけて、番号を覚えなおすぞ!!」 
「はいっ、お義父サマ!!」 
RRR…パッ 
「んあ〜っ、アカン、もう番号が消えてしもた〜!!」 
プチッ(←電話を切る音) 
 
「よし、もう一度…」 
「はいっ、お義父サマ!!」 
…(繰り返し) | 
こんな事をしているうちに、突然、ケータイが鳴り出したではありませんか!! 
「ひえ〜っ、しびれを切らしたお義母さまが、怒りの電話をしたに違いない!!」 
ビビりながら電話に出ると、なんとヒロヤくんから。 | 
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| お茶のこ達の執拗な「ワン切り電話」に、本人が電話してきてくれたのです!! | 
| (しかもこの後、ヒロヤくん本人がお義母さまに電話してくれた…) | 
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