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悪魔…いえ、義兄が住みついて、はや一週間。 
「おめんさんの物は、自分の物。自分の物は、当然、自分の物」 
…というポリシーに基づいて、義兄はおめんさんの私物を無断で拝借。自由奔放に過ごしていました。 
  
気の毒なのは、おめんさん。安住の地は日に日に縮小され、自分の家だというのに、悪魔降臨のため、気の休まる日がナッシング状態となってしまいました…。 
  
そんなある日。 
おめんさんの下着入れを開けると、ガラ〜ン。いつもはギッシリ詰まっているはずのパンツが、消えているではありませんか。 
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あれ〜!? ちゃんと洗濯しているのに、パンツが全然ないや。なんで〜???? 
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不思議に思ったお茶のこが、おめんさんの部屋に入ってみると、部屋の隅に何かが積んであり、上からバスタオルが掛けてあるではありませんか。 
  
「なんや、この山は…????」 
お茶のこが、バスタオルをめくると、そこには… 
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なんと、悪魔の手から逃れる為に、おめんさんが自分のパンツやTシャツを隠してたのです…
(涙) 
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「ううっ、こんなトコに隠してる…。」  
思わず涙がチョチョ切れたお茶のこ。パンツの山を眺めながら、 
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| 「そーいえば、ハイジがおばあさんのために、白パンを隠していたなぁ…」と、しばし『アルプスの少女ハイジ』に思いを馳せたのでした…。 | 
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