30. ジェネレーション『ドラ』ギャップ
以前、お茶のこが友人と、友人の会社の後輩 (ピチピチの20代前半…まぶしいぜっ!!) の3人でごはんを食べに行った時のことです。
話がなぜか『ドラえもん』のことになり、その途端、大議論がはじまったのです!!
 
ワタクシと同い年の友人が、「ドラえもんって、昼寝中にネズミにかじられて青くなったんやんなー」 というと、彼女の後輩が 「えーっ、何言ってるんですかぁ!?」 と、素っ頓狂な声をあげ、こう言い放ちました!!
 
「ドラえもんは、昼寝中に『ネズミ型ロボット』に耳をかじられ、泣いた振動でメッキがはがれて青くなったんじゃないですかぁ〜 (自信満々)」
 
途端、お茶のこ達は猛反発!!
「『ネズミ型ロボット』って何やねん。そんなロボット、意味ないやろ
「なんで振動ごときでメッキが剥げるねん。それに『ネコ型ロボット』を作る技術があるんやから、剥げない塗装くらい、開発しているやろ」 
 
すると、後輩も反撃!!
 
「意味のないロボットのどこが悪いんですか。『アイボ』に謝ってくださいっ!! それに、『青ざめたまま顔色が戻らない』なんて、設定が変です!!
 
これには、お茶のこ達も黙っておられません。
「ちょいと、今の発言は藤子不二雄センセに失礼じゃないの。アンタも謝れ!!」
「確かに子供ながら『設定に無理があるよなー』って思っていたけどさー、そこは『マンガ』やし、ええねん!!」
 
…と、議論は、内容ナッシングの割に、どんどんエスカレートしていきました。
 
そして気が付くと、今度は『暗記パン』のことで、大もめ!!
「たしか『暗記パン』って、暗記したい事を書いて食べると、覚えられちゃうんだよね。あれ、欲しかった〜」
「テストの一週間前に、朝昼晩と『暗記パン』にしたら、相当覚えられるやんな」
「そうそう。そしたら、のび太みたいに一夜漬けして翌日ゲリピーになる事もないしね〜」
 
そーやって盛り上がるお茶のこ達に、またしても友人の後輩は素っ頓狂な声を上げて言いました。
 
「はあ!? ゲリピー????
あれって、最後はテストで応用問題が出て、まじめに勉強しなかったのび太がバカを見る…って結末でしたよね!?」
 
「なんじゃ、ソリャ〜!!」
「違うってば。一夜漬けしようと、のび太が『暗記パン』を食べまくったのはいいんやけど、翌朝、トイレから出て来れないほどのゲリピーになっちゃって、すべてウ●コとなって流れちゃった…て話やん」
 
お茶のこ達が必死で説明すると、友人の後輩は、こう言い放ちました!!
 
「え〜っ、ヤダーッ。きたな〜い!!(ちょっと軽蔑)」
 
「ええい、おのれ〜!! 天国の藤子不二雄センセに謝ってこんか〜い!!」
「さっきから、訳の分からんことをぬかしよってからに〜」
「先輩たちこそ、思い違いしてますぅ〜」
「こら、その語尾を伸ばす話し方、やめんかいっ」
 
…と、またもやモメまくり。結局、その日はお互いに妙〜なしこりを残したまま、解散したのです。
 
で、後日。調べてみると、驚くべき結果が!!
 
なんと、1995年に公開された映画で、「ドラえもんメッキ剥がれ説」 に改められていたのです!!
 
つまり…
「ドラえもん 顔色、真っ青に変わったまま説」 → 70年代以前に生まれた妙齢者
「ドラえもん メッキ剥がれ説」 を主張 → 80年代以降に生まれた若者
 
と、なるのです!!
「ひえ〜っ、ジェネレーション『ドラ』ギャップ、恐るべし〜!!」
 
『ドラえもん』のせいで、世代の違いを感じたワタクシ達。
 
そこで、世の男性諸君へアドバイスをば。
女性の本当の歳を知りたい時は、「ドラえもんが青くなった理由」を聞けば、いいかも知れませぬ…。
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