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前回から『ネコがらみ』の話が続いておりますが、今回も『ネコ』の話でございます。 
お茶のこが、おめんさんと散歩をしていると、野良ネコが後をついて来ました。 
 
「あっ、ネコだぁ」 「ホントだ、可愛いね」と話していると、ネコがワタシ達の後を 
ずーっとついて来るではありませんか。 | 
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道を渡り、角を曲がり、さらには横断歩道を渡っても、ネコはずーっとずーっとついて来るのです。 
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| こんなにネコがついて来るなんて、すごーい!! | 
  
ワタシ達は ふと思いました。 
「ふた手に別れたら、このネコ、どっちについて来るんやろ?」 
  
そこで、逆トの字型の道に差し掛かった時、 
「ここでふた手に別れて、ネコがどっちの後について来るか、実験だ〜」 
「ほな、ネコがついて来た方は、ネコと結婚するコトね〜」 
と、別々の道に進みました。 
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しばらく歩いて、お茶のこはそーっと後ろを振り返りました。 
見ると、ネコはいません。 
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あのネコ、おめんさんが好きだったのかぁ。 
(ちょっとガッカリ…) | 
  
お茶のこはおめんさんの元へ行こうと、来た道を戻りました。 
すると、ちょうど分岐点で、同じく戻ってきたおめんさんに出会えました。 
  
「あのネコ、『おめんさんラブ』やったなー。ちょっと悔しかったわ〜」  
お茶のこが言うと、おめんさんが不思議そうな顔をして言いました。 
  
「しばらく歩いて振り返ったら、ネコがいなかったんで、てっきりそっちに行ったんだと思ってたんやけど…」 
  
と、いう事は… 
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ネコが、消えた〜!? 
ワタシ達と結婚するのが、そんなにイヤなの〜!?  | 
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